東京都多摩地区、神奈川県南部を中心に一般住宅の外壁塗装、塗り替え、リフォーム工事を承っております、有限会社不二塗装です。
謎の雨漏りのお話屋根編。最終章。
もちろんたいていの場合パッと見て「縁切り不良だな」と思うものです。重なり部分がピッタリとくっついていたり、ひどい場合には行き場のなくなった雨水が塗料の膜を押し上げていることもあるのです。
右の写真は典型的な例で、これなら謎でもなんでもなく一目瞭然。「逆流してるんだな~」と思われるでしょうし、実際にお客さんも納得して下さります。
そこら中から漏ると言われたこのアパートの場合は、説明してもちょっと半信半疑。
このような縁切り不良による雨漏り、以前はよくあった事例でした。
建物の周りの環境により土埃が付きやすかったり、苔が生えやすかったり・・
そのようなコロニアル屋根を塗り替える場合、近年では「タスペーサー」と呼ばれる縁切り用部材を差し込むことが定番となっています。
タスペーサー自体は3ンセンチ四方のポリカーボネイト製で、差し込んだときにカラーベスト材を持ち上げる形となる型状をしています。
以前は、塗りあがった後にカラーベスト一枚一枚の間をカッターやカワスキで丁寧に余剰な塗料を取り去って水の逃げ道を作る「縁切り」という工程が有りました。
それで「縁切り部材」と呼ばれています。
とても画期的な製品なのですが以前は認知度が低く、見積に計上してもなかなかご理解が出来ないこともしばしばで、パンフレット等をお持ちして丁寧に御説明させていただきました。
最近ではインターネット等で下調べをなさっているお客様も多いので「タスペーサーを入れます」と言うと、安心される方もいらっしゃるようになりました。
もっとも縁切り不良が起こるのは圧倒的に塗替時なので自然発生的な縁切り不良の雨漏りは珍しい事例です。
それでも私には過去の経験からの自信があったので、そして掃除刷毛でササッとこまめに掃除しながら、屋根の全面にタスペーサーを差し込んでみました。一枚に一個。シングル工法といわれる工法です。
結果は・・・
止まりました!雨漏り。
で、止まったので・・塗装はしばらく様子を見ようって事になりました(^_^;)
あれから一度もご連絡がないので、雨漏りしてないと思いますが・・・
そろそろ塗り替えましょう!もう塗膜的に限界の頃ですよ~。
ぜひ!ご連絡お待ちしてます!