アルミサッシ雨戸のお手入れについて

 

施工前

東京都府中市の外壁塗装、塗り替え業者、有限会社不二塗装です。

八王子 、稲城、日野、西東京など東京多摩地域を中心に塗り替え、リフォーム施工を行っております。

最近は、マンションなどでは省かれることの多くなった雨戸。

けれども一般戸建て住宅ではまだまだ需要が有ります。

「雨戸、はめったに使わないよ」とおっしゃるお客様でも、台風シーズンにはやはり用心のためしっかりと雨戸を閉める方が多いようです。

断熱材の入ったカーキー色の雨戸も有りますが、一番よく見かけるのが写真のような波形の鋼板がアルミ製のサッシ枠にはめ込まれている製品です。

基本的に、ブロンズ系のサッシ枠にはブロンズ。白には白、黒には黒の鋼板が使われていますので一体感がありますが、焼き付け塗装と

は言えども、鋼板である事には変わりないので、サッシ枠よりはやや耐久性に劣ります。

御見積にうかがうと使用頻度と日当たりにもよるのですが、1回目の塗り替え工事の際はしっかりしていても、2回目の塗替の時期となると表面の樹脂が劣化する事により、手で触れると顔料が手に付いてくる「チョーキング」という症状が現れている事が多いです。これが進

みますと塗膜の部分的な剥離や、錆の発生へとつながってきます。

また、雨戸自体はほとんど使われていないのですが、雨戸を収納する「戸袋」といわれる部分、ここに同じ鋼板が使われているケース。あるいは戸袋がなく、雨戸をガラスサッシ枠の隣に重ねて移動しておくタイプの外側の一枚。

これらは日が当たらない雨戸との劣化の差が激しくでてしまう為、美観上の問題から全ての雨戸を統一色で塗り直すことも場合によっておすすめしています。

もちろん理論上は劣化した部分だけの塗装でも問題なく思われるかもしれませんが、塗料には耐用年数による退色が避けられないものなので、塗り替え工事の際、既存の雨戸に合わせて塗装した部分より未塗装の部分の退色が確実に進み、結果的に美観上の問題が数年後に発生してしまう傾向があります。

せっかくの足場架設の機会ですし、部分的な塗装の場合には全体塗装に比べますとどうしても割高となってしまいますので雨戸を塗装する際には、最低でもその窓に関係する一組の戸袋、雨戸の塗装をおすすめさせていただいております。

施工方法自体は、アルミサッシの部分は塗装せず、波板後半部分のみをバインダーと呼ばれる下地処理材の塗装を行い密着率を高めた後、ウレタン塗装の2回塗りとなります。

もちろん御見積の際、雨戸、戸袋の目視、触診によって塗装が必要であるかないかを判断させていただいてからの選択となりますが、とりあえず建物全ての塗り替えを想定した見積を作成し、不要部分を削除していくという形が多いです。

当社ではそのような施工計画が立案出来ますよう各部位の㎡数、m数、枚数、箇所という単位での積算を心がけております。


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