環境に優しい施工 1

東京都府中市の外壁塗装、塗り替え業者、有限会社不二塗装です。
府中市はもちろん、調布市、国分寺市、日野市など東京都多摩地区を中心に塗り替え、リフォーム施工を行っております。

前回まで冬の情景を書きつづってきましたが、ふと外を見ると季節は春。
春を通り越して夏日の予報まで出る始末。

全くもって近頃の気候というのは寒暖の差が激しくなって、春が急ぎ足でやってきてそのままするっと通り抜けてしまう・・・そんな印象がありますね。
桜の開花宣言も行われて、このまま行くと今年の桜の盛りは少し早まってしまって入学式まで持たないかもしれませんね。学校の校庭に植えられた桜達も少々寂しく感じているのではないでしょうか。
学校の工事といえば夏休み定番ですが最近では週休二日制に加えて教室のクーラーの普及もあって短縮されてている地域あるようですね。
それ以前に学校の改修工事においてはシックハウス対策のため工期を始業式より早めに完了させて換気を行いホルムアルデヒド、揮発性有機化合物(VOC)などの有害物質が空気中に残留していないか「環境測定」と呼ばれる検査を受ける必要があります。

当時の環境測定の様子

活性炭の入ったサンプル容器を24時間教室に吊したり(パッシブ法)最高級の金魚鉢の空気ポンプ(みたいな奴)で空気を強制的に送り込んで短時間でサンプルを回収するアクティブ法がありますが、その昔はこういった検査は行われなかった。
これは私の記憶では・・・ある小学校で改修工事完了後に始業後、体調を崩す児童が続出。

原因を探ると建材から漏れ出した「ホルムアルデヒド」であった為、それに対する防止策として行われるようになっていったという経緯だったと思います。
実際にこの検査を初めて受けたとき施工管理責任者だった僕は緊張しまくりだったのを覚えています。
我々が注意をしなければいけないのは有機溶剤、つまりシンナー等の揮発性有害物質。
これらは油性ペンキが乾燥していくときのシンナー臭などがよくわかる例で、トルエン、スチレン、キシレン、エチ ルベンゼン、パラジクロロベンゼンなどがこれにあたります。
当時慌てて調べまくってそれらに対応しましたが、塗料メーカーのデーターシートによるとそれぞれ塗装完了後三日から一週間あれば検出されなくなるとの事。
実際にペンキを塗ってしばらくの間は部屋の中がシンナー臭いですが、実際一週間も定期的に換気すれば匂いもなくなりますよね。
しかしそれはあくまで主観であって、客観的なものではなく・・・例えば僕らペンキ屋はシンナー臭に対して耐性があってかなり鈍くなっていますが、普段シンナーに無縁の人にってはわずかな量でも「臭い」と感じますよね。
以前塗替に言った自動車屋さんに聞いた話ですが、お得意先にはいろんな商売、いろんな営業車が有ってそれぞれ独特の香りがするものなのだそうです。
たまたま何かのタイミングで修理するときにそれらの香りあまりにきついときは指先にほんの少しガソリンをつけて車内で振るとすぐに揮発してガソリンの匂いでかき消されてしまう。
もちろん奥の手なんですが、彼らにとっては日常の匂いで書き替えてしまうわけなんですね。
そして修理が終わってからお返しするんですが、どんなに丁寧に換気したつもりでも

「ガソリンくせ~ぞ!(^0^;)」

と怒られるそうです。
車ついでにお話しすると、プロのお抱え運転手さんは普段から食べ物にとても気を使っていると聞きました。
例えば餃子などの食べ物は休日の前日でなければ口にしないとか。

「そんなに気を使うもんなんですか(@_@)」
「プロはみんなそれぐらいのことやってるよ(^^)」
「ほー(*_*)」
「仲間で待機時間に喫茶店に行ってコーヒーを飲んでからお迎えに行ったらクライアントが乗り込んでくるなり『貴様タバコ吸ったな!』ってどつかれたとか」
「吸ったんですか?」
「いやいや彼は吸わないよ。店の奥に座ってた客が吸ったらしいよ。禁煙席なのに(=_=)」
「うーん(^_^;)シビアですね」
「吸わない人はわかるんだよね。気を付けないと・・・」

この話を聞いたときは信じられなかったのですが、後年僕もタバコをやめたとき、「なるほど、あるかもしれないな・・」と納得しました。

でもタバコをパカパカ吸ってる間は・・こんなに匂いのキツイ物だとは思わなかったですね。


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