新型コロナウィルスについて

ここ数ヶ月の間はコロナウィルスの感染防止のため、店舗の営業自粛や時間短縮など様々な規制が掛かりまして、関係する職業の皆様方は大変なご苦労をなさっていらっしゃることと思います。
当社はちょうど「三密」を避けることが出来る作業内容と新型コロナウイルス流行前に着工が決まっていた現場がいくつかありましたこと、また意外なことと思われるかもしれませんが、公立の小中学校の補修工事の依頼が寄せられましたため、比較的慌ただしく日々を過ごしてまいりました。
と申しますのも、今春これだけの日数を休校したため、今年度の夏休みの短縮は、ほぼ避けられない状況となってきています。その為、児童のいない休校期間中に本来なら夏休みに行う規模の工事を前倒しに行っていこうというというのが、この時期の補修工事の発注という形となって現れているようです。
夏休みに学校で授業。私共の世代ですと窓を全開にして下敷きでパタパタと仰ぎまくる光景が想像されるのですが最近の小中学校では空調機導入が着々と進んでおり、現在も緊急事態宣言が解かれていない東京などでは公立小中学校の普通教室の空調機普及率は100%なのだそうです(@_@)
神奈川は98%、埼玉は96%、千葉は73.7%と少し低め・・・大阪97.5%、京都96.5%、兵庫81.9%・・・北海道は地域的に冷房設備はあまり積極的に設置が進められていないので0.8%ですが、そのような北部の地域を含めましても全国的に89.2%の普及率。なる程、これならもう少し予算をかければ夏の盛りでも教室内での授業は可能かもしれません。
公立学校施設の空調(冷房)設備の設置状況について(文部科学省発表)

https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/31/09/__icsFiles/afieldfile/2019/09/19/1421285_1.pdf

もっとも、特別教室などは50.5% 体育館に至っては3.2%だそうなので、真夏日の体育の授業が厳しそうです。
「そんなのはプール入ってれば解決じゃん」と思われるでしょうが、春の定期健康診断が行われていない事や、更衣室での三密がさけられないことや水泳授業の際、生徒同士の接触が避けれないことなどからすでに水泳の授業を行わない事を発表している自治体も多くあります。
実際私共も、以前より依頼のあったプールの補修工事着工を結論が出るまでもう少し待ってほしいといわれている小学校がございます。「海外に合わせて、始業を9月に」という声まであって、果たしてどの様なことになるのか、しばらくの間は様子をうかがって見る必要があるようです。
折しも、近畿地方の緊急事態宣言解除が行われるとか・・・
全国の宣言解除と、一日も早く普段の日常が取り戻せるように心より願います。


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