DIY塗装のコツ シーラー処理について

東京都府中市の外壁塗装、塗り替え業者、有限会社不二塗装です。府中市はもちろん、国分寺市、三鷹市、西東京市など東京都多摩地区を中心に塗り替え、リフォーム施工を行っております。

さて、下地処理も終わり、養生も終わっていよいよペンキ塗りのはじまりです。
我々が壁面塗装をおこなう際には基本三回塗り。

壁面ならシーラー、あるいはプライマーといった透明又は白色の下地処理材を、鉄部の場合は錆止めを塗ってから上塗りを二回塗る場合がほとんどなのですが、DIY用の塗料では大きな字で「一回塗り」と書かれている製品が多い。
「うーん、家庭塗料は進んでるなぁ(^_^;・・・さすがほんのちょっぴりの量で、お値段がいいだけのことはあるなぁ」
業務用の量だと余りに高くなるからメーカーも販売しないのか?

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いや・・・そんなはずはないんだがと手に取って眺める。
缶をクルリとひっくり返してみると製品のラベルに小さく文字が並んでいるので老眼の目をシパシパさせ距離調整し、じっくりと読んでみる。
すると「一回塗り」というのは条件の良い場合に限られていて、更に素材によっては何々を塗るときには○○シーラーを、塗料の表面が傷んで粉が浮いている場合には△△シーラーを塗ってくださいと書かれているじゃありませんか(^_^;

その他、吸い込みの激しい場合には乾燥後重ね塗りをする必要があるようですね~なるほどと納得。
同様に錆の上から塗れるという塗料についても「ポロポロとれる様な錆は取り除いてください」

・・・目につく場所以外に実は細かな事がしっかりと書いてあるんですね。

なんか、保険証の裏側に書いてある「甲は乙の・・・」の文章を思い出しますが、こちらの方はもっとわかりやすくに書かれているのでだますつもりではないようです。
まあ、本当に万能で一回塗り仕上げが可能なら我々も喜んで使っているわけで当たり前といえば当たり前。
「そりゃそうだわ!そんなに甘くないよな」
といささかほっとしました。

まぁ実際に1回塗りで綺麗に仕上がらなかったとしてもそれもまたDIYの味かもしれません。

しかし自己責任とはいえ余りに仕上がりが良くないのも悲しいですね(^_^;

そんなわけなので皆さんは塗料を買う際、缶の裏側まで目を皿のようにして吟味する必要がありますよ。

 

そして実際には新しく作った物や、傷んだ塗装面を塗り変えて綺麗にしたいというケースがほとんどだと思いますので、その説明通りに必要な材料を揃える必要があります。

出来れば・・・事前に下調べしてまとめて買うことをお勧めします。

ペンキというのはあまり頻繁に購入される製品でもないからか、店頭在庫は少ない場合が有ります。

あいにく欠品の場合は取り寄せてもらうことになるはずです。そんなとき
「このペンキを買うけど、ここに書いてある『シーラー』を取り寄せてほしい。」
こういえば話しやすいし、正しい製品を取り寄せてくれると思うのです。

複数ある場合にはどれが適応しているのかも上塗り材を買う時に店員さんに相談してみると良いですね。
それを面倒くさがるお店では上塗り材も絶対買わないでください(^^)当然ですよね。親切なお店を選びましょう。
シーラーはパッと見ると木工用ボンドを水で希釈した様な外見のものが多いです。

実際に塗料の密着率を上げるという点では共通点も有りますよね。

着色料が入っていないものが多いので塗った場合も少し艶が出たかな~というような程度の変化しか起きません。

家庭用塗料のシーラーには、メーカーによって和室の繊維壁のような脆弱部に使う洗剤の容器に入ったスプレータイプや、タバコのヤニで汚れている場所用などのものもあります。

塗装直後の代わり映えがしないと言っても吸い込み止めとしての効果もありますので上塗り材の消費量がグッと減りますし、長期的な塗膜剥離の防止には大切なものですので出来うる限り塗っておいた方が良いです。

また、シーラーの中には木部のクリヤー仕上げ専用に使う透明な「サンディングシーラー」というものがあります。

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クリヤー仕上げの場合には上塗の前にこれを使用すると仕上がりが格段に良くなりますよ。

吸い込み止めと密着力の向上を図ると共に、ペーパーを当てただけでは削り落とすことが出来ない微細な木のトゲを硬める事が出来、研磨面を平滑にすることが出来ます。

プラスチックや非鉄金属を塗装する前に塗るプライマーと呼ばれる下処理材も有りますので自分の塗装する物の下地、上塗り材に合った材料を選んでくださいね。


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