東京都府中市の外壁塗装、塗り替え業者、有限会社不二塗装です。府中市はもちろん、八王子市、日野市、稲城市など東京都多摩地区を中心に塗り替え、リフォーム施工を行っております。
前回、前々回とお茶の話が出てきたところで現場での休憩にまつわるお話しを一つ。
近年ですと週休2日が当たり前ですし休憩時間が与えられないことなどあったなら速攻「ブラック」の烙印を押されて拡散されてしまうご時世。
週休二日どころか日曜祭日だって普通に働いていたりした建築業界でも、大手のゼネコンさんを中心に週休二日への改革はずいぶん勧められているようです。
それでも十時と三時の「一服」だけはキッチリと昔からとっていましたね。
「一服」と言えば当時の職人は、ほぼみんなニコチン中毒患者でしたから「くわえタバコ」禁止の為には必要な措置だったのもありますね。
灰皿のある表に出て「ぷかりぷかり」文字通りの「一服」。
私自身、以前は一日3箱程吸っていたヘビースモーカーでした。
それをスパッと止めてからかれこれ18年になりますが禁煙開始当時一番困ったのがこの「一服」時間の手持ち無沙汰でした。
周りはみんな遠慮なく吸ってますからね(^_^;
でも今のタバコの値段を思うとやめておいて良かったです。当時は一箱220円でしたから。
この現場でのお茶。昔は魔法瓶のお湯と用意のお茶セットで渋茶を・・・というスタイルだったそうです。
僕が現場に出始めた頃には缶入り飲料と自動販売機の普及が進んでいたので現場の誰かがみんなの分を買ってくるようになっていました。
中でも缶コーヒーと「ホットドリンク」自販機の普及。これが大きいですね。
町中の自販機の売り上げに最も貢献しているのは職人さん達じゃないかと思っているぐらいです。
寒い現場で飲む暖かいコーヒーのありがたさ。そしてタバコ。これが本当にほっとする組み合わせで、この缶入り「コーヒーっぽい何か甘い飲み物」がとてもおいしく感じられたんですよね。
もちろんもらいっぱなしというわけにはいかないので、午前は建具屋さんからいただいたから今度ウチがといった具合で自然とローテーションが組まれていました。
たまに特定のものでなければ飲まない人もいて、そういった場合は自分から初めに買いにいったりもしていました。
とある鳶の頭は「伊藤園」のお茶しか飲まなかったです。
他の会社じゃダメだそうで、お茶の時間が近づくと軽トラに飛び乗って遠くのコンビニまで行ってみんなの分まで買って帰ってくる。
「うまいだろ?(^^)ウン!やっぱりお茶は伊藤園。わがまま言って悪いね、俺に付き合ってくれ」
こんな感じ。
かと思うと同じ鳶の頭でも
「俺はコーラしか飲まん!」
とバカスカ飲んでた人もいて最後は糖尿になっちゃったっけ(^_^;
以前本屋さんで「知っておきたい家を新築する人へのKNOW-HOW」といった名前の本が売られていたので立ち読みしていたら
「職人さん達は缶コーヒーを好んで飲みます。現場に立ち寄る際は手土産に持っていくとたいへん喜びます」
と書いてあって爆笑したのを覚えています。
もちろん休憩時のお茶などは前述のように自分達で用意するのでお客様が用意する必要はないのです。
これは今現在の当社の職人達においても同じです。自分達で用意いたしますのでどうぞお構いなく(^^)
だってその本の次の行には
「職人さん達と仲よくなっておくと何かと頼み事もしやすくなります」
と書いてありましたから(^_^;アブナイ、アブナイ・・・