東京都府中市の外壁塗装、塗り替え業者、有限会社不二塗装です。府中市はもちろん、調布市、国立市、狛江市など東京都多摩地区を中心に塗り替え、リフォーム施工を行っております。
最近では公園遊具の安全基準が厳しくなり遊具の塗替工事よりも交換、あるいは撤去新設が中心となって「遊具の塗替」はほとんど行われなくなりました。
一通り交換が完了するとまた、塗替の必要性も有るのかもしれませんが、かなり先のことになりそうです。
その以前では鉄棒、ブランコ、滑り台、ベンチ、電灯、車止め等の公園の塗替工事は一年に一回、定期的に行われていましので当社で落札したものはもちろん、組合の仲間に頼まれてその一部を応援で引き受ける下請工事も行いました。
初期の頃は夏に行われたこともありましたが、後年になると利用者が少ない冬場に行う事が多くなりましたね。砂場の上にほぼ定番で設置されている藤棚の藤も、この季節では葉が少ないのでそういった点ではよかったです。
藪蚊が少ないものありがたいですね(^^)毛虫もいないし。
なんといっても夏は暑すぎる！まぁ・・・冬も耐えきれないほど寒すぎる日があるんだけど、それはブルーカラーの宿命。
春夏秋冬細かく言っていくと秋は落ち葉がパラパラと落ちてくるし、春は桜が花びらを絶え間なく撒いてくださる。花粉症もあるしなぁ・・・。それぞれの良さがある反面、必ず欠点もあるのです。要は気の持ちようですね。
ただし、冬の場合は夜になると降りる夜露、又はそれが凍って出来る霜がくせ者。塗装した後にこの霜が降りると塗膜面を荒らしてしまい艶のないザラザラとした仕上がりになるのです。(当然再塗装）
もちろん今では当社を含めて上塗り材はウレタン塗料に切り替わっていますし、錆止めや下塗りはエポキシ系が主流。乾きが早いので全くもって問題がありません。
2時間ぐらいで重ね塗りが出来るようになりますからね～これは当時の僕が見たら腰を抜かすかもしれません。
しかし、お役所仕事ですからね・・こちらの都合で塗料を選ぶことは出来ず指定された材料を使わなければなりません。
そしてその塗装仕様というのが古いんです(^_^;
その昔よく使われてたお役所仕様の屋外鉄部の「鉛丹錆止め」などは合成樹脂化されるまで本当に乾かなかったです！
真冬に使ったら絶対ダメですね。二、三日経ってもベタベタしてました。段々性能が上がってきて合成樹脂仕様になった鉛丹はずいぶん早くなりましたが、それでも乾きがよくなかったですね。
速乾型合成樹脂のシアナミド錆止めの方がずっと塗りやすいし乾きも良い。そもそも鉛丹って言うのは、鉛が入っていますからよく手が触れる場所には向いていませんよね。いくらその上に上塗りを2回塗装するからといえど、当時はかなり規制がゆるかったんです。
それから十数年後に錆止めはもちろん、上塗り材も含めて「鉛、クロムフリー」の塗料が開発され、当然それらの塗料を使用するようになりましたからお父さんお母さんはご安心ください。
それでもＳＯＰはウレタンに比べるとずいぶんと乾燥が遅いです。夏場ならさほど問題は起きないですが冬場の施工では乾燥しきる前に夜露が付くのを防ぐ為に、その現象が起きやすい場所は午前中に完了させる必要があります。
夜露が付きやすい場所はベタ面。面積の多い場所ですね。滑り台の平面部とか・・・なんといっても「ベンチ」です。
脚の部分以外当時のベンチって木製が多かったんですが、このベンチの部分にね。降りるんです霜が。霜って木部より鉄部の方が降りそうな気がしますよね。車とかもそうじゃないですか・・・
木などはさわった感じも暖かいから。だから意外に思われるかもしれませんが最も霜が降りて艶がなくなるのがこの「ベンチ」でした。
綺麗にこれを仕上げるためには「午前中に塗りきる」これが必須でした。
それからもう一つ面倒だったのが「穴掘り」でした。
正確には「埋設部露出作業」です。
手摺の縦棒や鉄柱、外灯、遊具の設置部など地面に埋まっている部分を掘り進んで露出させる。これが場所によってずいぶん深く埋まっていることがあるんですよ～(写真参照）
そして腐食や欠損がないことを確認してから（錆びて穴があくのは地面の表層部、境目の高さが多かったです）鉄骨屋さんに補修していただいて、工事完了までこの埋設部分も露出させたまま塗装を完了。埋め戻すという作業です。
これが冬場に地面が凍っていると結構たいへんでした。ガチガチです(T_T)スコップ刺さりません。
でもね・・・十年ぐらい前から地面って凍ってないときが多かったです。
やっぱり年々暖かくなってきてるんですかね？
霜柱なんかも最近見なくなったけど、子供の頃は立派なのが立ってたと思うんですけど･･･
バケツなんかにももっと厚い氷が張ってた気がする・・・
気のせいですかねぇ(^^;)?
